鶏がいる暮らしの良さ
1.家庭の生ゴミを食べてくれる
食材の切れ端や食べ残しなど、私たちの生活の中で必ず出る生ゴミを、
鶏は、餌として喜んで食べてくれます。
もちろん、生の食材には栄養が含まれているため、
鶏も元気に育ち、卵をしっかり産んでくれるのです。
また、水分が多い生ゴミは、焼却時に
たくさんの燃料を使い、温室効果ガスも出てしまいます。
何気なく捨てている生ゴミを、鶏の食事とすることは、
卵や肉となって私たちの生活を潤すだけでなく、
環境も守ることにも繋がります。
2.自給自足が身近となる
鶏糞という肥料があるように、
鶏の糞は野菜を育てるための栄養となります。
卵を産んでくれる
家庭で出る生ゴミを食べてくれる
鶏糞で野菜が元気に育つ
鶏を飼うことは、何ひとつ無駄がなく、
小さいながらも家庭に自然のサイクルを与えてくれます。
3.癒しを与えてくれる
ひと昔前は、どの家庭でも当たり前に飼われていたからなのか、
鶏がいる暮らしは、
なんとも自然に生活へと溶け込みます。
餌を持つと懸命に駆け寄ってくる姿や
庭で自由に過ごす姿は、
心に安らぎと豊かさを与えてくれます。
4.生態系を教えてくれる
鶏はとても賢く、
鶏同士でコミュニティを形成しながら生活します。
強さの序列によって、鳴く順番を守ったり、
仲間を認識して、共に行動したり、
食事のとき、警告のときなど、鳴き声を変えて仲間に知らせたり、
社会的スキルやルールを守って生きる鶏の姿は、
自然離れが進みつつある私たちの生活に、
たくさんの気付きや、生態系について教えてくれます。
5.飼育がしやすい
お庭での放し飼いでも、
逃げ出すことはほとんどありません。
ただし、夜は野犬などの天敵がいるため、
鶏小屋にしまってあげるのがオススメです。
また、夜明けごろに高らかに鳴くのは、オス。
鳴き声が気になる方は、メスを飼うのが良いかもしれません。
庭のような自然に近い場所での飼育なら、
臭いがしないのも、飼いやすさのひとつです。