アシナガバチ


 

アシナガバチ【脚長蜂】 ハチ目 スズメバチ科

 


 

世界には1000種類以上のアシナガバチが知られていて、日本に生息するのは10種類ほど。
生態はスズメバチに似ているが、最大の天敵はスズメバチ。
蓮の実のような形をした巣をつくる。ミツバチのように蜜を蓄えることはない。

 


 

アシナガバチの活躍

 

庭の昆虫の中でも存在感のあるハチ。中でもアシナガバチは身近で見かけることのあるハチですが、毒針でチクっと刺すこともあり嫌われ者です。
しかし、そんな彼らは、庭という環境で大きな役割を担っています。それは、新緑を食害する毛虫たちの捕食者として活躍しているのです。

アシナガバチは仲間を増やすために、小さな巣にせっせと卵を産んでは、そのコロニーを少しずつ大きくしていきます。そして、自分たちの幼虫の餌として、蛾・蝶の幼虫である毛虫や芋虫を捕まえ、余計な水分と肉の部分を口で分けながら器用に丸めていきます。丸めた肉団子を口に咥えて、巣に運び幼虫に与えます。

 


 

殺虫剤をスプレーする前に

 

嫌われ者のアシナガバチですが、害虫を捕食する益虫なのです。しかも、自分から攻撃することはめったにない、おとなし
い性格です。
庭木に巣を作っていると、どうしてもスプレーで撃退したくなるかもしれませんが、直接、人と接触しない場所に住んでい
るようならば、そっとしておいてはどうでしょうか? お庭の生態系が整って、害虫被害が減るかもしれません。